多くのネットショップで販売されている「APEC首脳の衣裳」
アジア太平洋経済協力(APEC)首脳らが、つめ襟、ラグランスリーブ、前開きなどを特徴とした、「海水江崖」模様の中国風衣裳に身を包み、北京国家水泳センター(ウォーターキューブ)に揃って登場し、注目が集まった。これらの衣裳は、ネットショップのオーナーたちからも、新たな「ドル箱」として関心が集まっている。新京報が伝えた。
淘宝網でも、これらを模した中国風デザインの衣裳の予約販売を始めたネットショップが急増している。ある店舗では、紳士物289元(約5500円)、婦人物399元(約7500円)で販売しているが、半日で20着以上の販売予約を受け付けたという。同店の店主は、「首脳とお揃いのオーダーメード服は、目新しさを狙った商品だ」と話した。
また、店主は、「どれくらい売れるのか予測がつかないため、大量生産にはリスクが伴う。メーカーは、当面は数種類のデザインに絞って生産し、数日様子を見たあと、マフラーを販売する予定」と続けた。
ショップで販売されるコピー品とオリジナルとの間には、どのような違いがあるのかについて、この店主は、次の通り話した。
首脳たちが着用したオリジナルに使われた「宋錦」は、大変貴重な生地で、製造コストは数千元かかる。このような高級品は、ネットユーザーが気軽に購入することなど不可能だ。コピー製品は、模造シルクを使っており、コストはかなり低く抑えられている。今のところ、この商品への問い合わせはかなり多く、多数のネットユーザーが、注文したいと言ってきている。