APEC期間中の大気質を保障するため、天津市や河北省石家荘市など10都市では、北京と同じく自動車ナンバープレート末尾の偶数・奇数による走行規制を実施する。しかし、各都市で走行規制の期間は異なる。例えば河北省張家口市では11月1日から13日まで、天津市では6日から11日までといった具合だ。また、石家荘市、唐山市は走行規制期間中、市内の路線バス運賃を無料にすることを発表している。新京報が伝えた。
▽天津や河北省の10都市でナンバープレート末尾の偶数・奇数による走行規制
北京市政府は、11月3日から12日の期間、毎日3時から24時まで、市の行政区域内の全ての道路でナンバープレート末尾の偶数・奇数による走行規制を実施すると発表した。
天津市と河北省の複数の都市も4日、ナンバープレート末尾の偶数・奇数による走行規制を実施することを発表。唐山市など一部の都市は、これまでナンバープレート末尾による曜日別の走行規制を行っていたが、北京と同じ偶数・奇数による走行規制に変更した。
いずれの都市もナンバープレート末尾の偶数・奇数による走行規制を実施するが、その期間や範囲は異なるため、北京・天津・河北の3地域を経由する車両は、各地の走行規制政策に注意しなければならない。
例えば張家口市では11月1日から13日までが規制期間となっており、始まるのが最も早く、期間が最も長い。このほか、石家荘市、邯鄲市、保定市、邢台市、廊坊市では4日から、衡水市では5日から、天津市、滄州市、唐山市では6日から規制が始まる。
つまり、6日以降は上述の都市全てで北京と同じ走行規制が実施されることになる。
なお、承徳市では、市内の大気質指数が200を超えた場合のみ、ナンバープレート末尾の偶数・奇数による走行規制が実施される。また、秦皇島市では現在のところ、規制を実施する計画はないという。