2015年11月11日  
 

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人民元の下落圧力、ほぼ緩和 (2)

人民網日本語版 2015年09月18日16:42

〇大規模な資本流出問題は見られず

8月以降、人民元は一度大幅に下落したが、米FRB(連邦準備制度理事会) が利上げを実施するという噂は、人民元相場にどのような影響をもたらしたのであろうか?資本の流出圧力は高まったのだろうか?

外為局総合司の王允司長は、これに関し、次のような見方を示した。

FRBが利上げを実施する可能性は高く、市場でも広く期待が寄せられている。為替レートの形成という点から見ると、米国が利上げすればドル高がもたらされ、それに応じて対ドル人民元レートは下がる。市場化のプロセスで、これは正常な流れだ。

人民元レートは次第に安定化しており、資金が大量に流出するような市場環境は形成されていない。今年8月以降、対ドル人民元レート中間値は約4%下落、対ユーロ、日本円、英ポンドなどのレートも、程度はまちまちだが下落した。人民元の下落圧力は、8月11日以降、緩和し続けており、圧力はほぼ無くなったといえるだろう。

次に、中国の1-8月外国貿易輸出黒字額は3655億ドル(約43兆7千億円)、実行ベース外資利用額は800億ドル(約9兆6千億円)を上回った。全体的に見て、1カ月あたり約500億ドル(約6兆円)の国際収支基礎的輸出黒字があり、この黒字は、人民元相場が下落しないことの後ろ盾となっている。また、中国経済は7%前後のGDP成長率を維持しており、この高度成長は、投資回収率が高いことを意味している。さらに、高い投資回収率は、中国国内に資金を繋ぎ止め、海外資金を導入することに有利に働く。


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