国連の昼食会で食事をするオバマ米大統領
〇料理担当は有名シェフ
AFP通信の報道によると、昼食会で出された料理は全て、もともと料理のプロセスでゴミ箱に捨てられる運命の「ゴミ」を材料としており、ダン・バーバー氏とサム・カス氏が共同で料理を担当した。バーバー氏は米国の著名なシェフで、自身のレストランを持っている。カス氏は米ホワイトハウスでアシスタント・シェフを務めた経験があり、米政府の食品栄養政策の制定に関わったこともある。
COP21がパリで開催されるという話を聞き、カス氏は、「ゴミ」を昼食の食材に利用するアイディアを思いついたという。同氏は、「COP21が我々にとって最も大切な話し合いの場であることは、あらゆる人々の共通認識となっている。だが、ごく少数の環境保護推進者以外に、ゴミとして捨てられた食べられる部分を食材として利用することなど、討論の対象にはなり得ないのが現状だ」と話した。
このような事情から、今の飲食生活で食材が著しく浪費されている状況とそれが気候変動に及ぼす影響にスポッライトを当てようと、2人のシェフはこれらのゴミを使って昼食を作ることに決めた。