中国日報の報道によると、タイの警察本部は28日、8月17日にバンコクで発生した爆発テロ事件が解決したと発表した。犯人は人身売買組織のメンバーであることが確認され、タイ政府による人身売買撲滅行動に対する報復が犯行の動機であることが明らかになった。人民網が報じた。
警察は記者会見において、容疑者17人の写真を公開した。このうち2人はすでに逮捕されている。警察によると、主犯は事件前日にタイから出国したという。主犯とみられる男のパスポート上の名前はアブドゥッラー・ラフマーン、別名イザーンともいい、タイのメディアがこのほど、同容疑者の写真を公開した。タイ警察が出した指名手配書の中の一名が同名であったが、同一人物であるかどうかは確認されていない。
爆破の実行犯とされる「黄色いシャツの男」は、マレーシアに逃亡したと見られ、タイ警察は、マレーシア警察と協力してこの男の逮捕につなげたいとしている。この男の逃亡を助けたのは、ある麻薬密売組織で、今回のテロ実施のために資金を提供したと見られる。