2015年11月11日  
 

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南中国海に本来波風は立っていない (2)

人民網日本語版 2015年11月11日08:52

 これはどの国も否定できないことだ。また、中国の主権・権益を不法に損なう一部の国の犯罪行為を米国が覆い隠すことはできない。1970年代から、一部の国は中国の南沙諸島の島・礁を侵略・占拠し、島・礁と海域に新たな名称をつけ、資源採掘まで行った。だがこうした活動はその領有権主張を支えるものではない。事実を前に、領有権問題において米国に口出しの余地はない。

 中国の正当な権益維持行動を米国が阻止することはできない。中国には国家の主権と安全を守る決意と能力があり、一部の国の挑発行為に断固として対応する。黄岩島(スカボロー礁)事件後、中国は黄岩島で常態化巡航を行い、中国漁船に対する妨害を止めさせた。仁愛礁(アユンギン礁)の補強、軍艦の不法な浅瀬乗り上げなどの行為を、中国の海上法執行部隊は緊密に監視している。

 中国と関係国との効果的な意思疎通を阻止する力も米国にはない。中国の習近平国家主席は先日ベトナム、シンガポール公式訪問を終えた。ベトナムは南中国海の関係国の1つであり、指導者の訪問時、中越は問題の適切な処理と解決について共通認識に達した。両国は友好的な協議、溝のコントロールを行うことで合意し、紛争が両国関係の大局を翻弄することを望んでいない。シンガポールはASEANで重要な役割を発揮する国であり、ASEANと中国の協力関係深化を支持し、南中国海における関係国の行動宣言の精神に従い南中国海をめぐる争いを適切に処理することに賛成している。中国はASEAN各国と協力して、南中国海の平和・安定を維持することができる。

 南中国海について中国は以前、自国の領土でないものは少しもいらず、自国の領土であるはずのものは寸土でも必ず守ると明確に表明した。いかなるいわれなき非難も成り立たず、かえって各国の利益に反するということを米国は明確に認識するべきだ。南中国海に本来波風は立っていないのだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年11月11日


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