第13次五カ年計画の提案で最も人々の関心を集めた話題は収入だ。今後5年間、どの産業が真っ先に収入の倍増を達成するだろうか。一番将来性のある仕事は何だろうか。同計画の提案からうかがえる収入が増加する新たな分野は何か。こうした問題への答を求めて、複数の専門家を取材した。新華網が伝えた。
▽ソフトエンジニアがますます「人気」
大学を卒業して4年になる蘇さんは、大手インターネット企業の上海支社でアップルのiOSシステム向けアプリケーションの開発を手がけるシニア研究開発エンジニアで、年俸は35万元になる(1元は約19.3円)。30歳の張さんは深セン市の金融機関のデータ開拓エンジニアで、年俸は25万元前後だ。
人力資源・社会保障部国際労働保障研究所の莫栄所長は、「第13次五カ年計画機関には、インターネットや情報に近い職業ほど、収入が倍増する可能性が高くなる」と話す。
就職情報プラットフォーム・看準網の創始者で、人材募集サイト・智聯招聘の前最高経営責任者の趙鵬さんは、「インターネットはこれまでは一つの産業に過ぎなかったが、今ではどの会社にとっても必要な技能に変わった。コンピューターソフトウエア関連の人材ニーズがより大きくなり、給与も上昇を続けており、特にビッグデータのエンジニア、モバイル開発者は市場で人材が不足している。エキスパートであれば収入はさらに急上昇するだろう」と説明する。