人的資源・社会保障部(省)の統計データによると、今年の大学卒業生は749万人規模に達し、2014年の727万人と比べ22万人増加し、歴代最高を記録した。鄭州晩報が伝えた。
北京大学の市場・メディア研究センターが趕集網研究院と共同で作成した「主要な就職層と就職の動向についての研究報告書」がこのほど発表され、「90後」(1990年代生まれ)の卒業生の就職先を見ると、販売系に従事する割合が最も高く、17.3%を占めている。「90後」卒業生の15.6%は起業を選択している。
販売業の就職率が最も高く、15.6%は自分で起業
「90後」の卒業生の就職先をみると、販売系に従事する割合が最も高く、17.3%を占めている。注目すべきは「インターネットプラス」の時代に、全国民に起業のチャンスが到来したことで、15.6%の「90後」の卒業生が自分で起業することを選択し、販売系の次につけている。
技術系は9.3%で3位、国有企業は「90後」の卒業生に最も人気があったが、7割超が民間企業に就職している。
平均月収は2687元(約5万円)
給料水準からみると、「90後」の卒業生の就職先の給料は以前より少し上昇した。2015年の平均給料は2687元(約5万円)で2014年より244元(約4500円)上昇した。
職種で見てみると、ホテルマネージメントが最も稼ぐ職種だ。ホテルマネージメント、コミュニケーション、電子商取引、法律、マーケティング、コンピュータ応用技術、電気オートメーション、経営管理、機械技術、環境科学と物流など11の職種の平均給料が全体的な水準より高かった。中でもホテルマネージメント、コミュニケーション、電子商取引が最も高く、それぞれ3634元(約67000円)、3489元(約64500円)、3305元(約62000円)だった。