大卒と言えばかつての中国ではたいへんなエリートであったが、現在では大学へ進学する学生数が年々増えており、さほど珍しくもなくなった。2015年の大学新卒生は749万人で史上最多を記録。前年を22万人上回る数字だった。
このほど、北京大学市場・メディア研究センターなどが共同で発表した「主要労働力の就業傾向についての研究報告」によると、全国50都市の26万人の求職者を調査した結果、彼らの月給と父親の職業とが明らかな関わりをもっていることがわかった。公務員の父親を持つ新卒生の平均初任給は3614元(約6万8000円)で最高額、父親が国有企業に勤める新卒生の平均初任給は2983元(約5万6000円)。父親が農業に従事する新卒生の平均初任給が2552元(約4万8000円)で最も低かった。
もちろん、新卒生の専攻科目によっても平均給与は変わってくる。中でも特に高い給与を獲得する専攻はホテルマネージメントや通信、eコマースだった。(提供レコードチャイナ・編集SC)
「人民網日本語版] 2015年8月28日