2015年11月13日  
 

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全方位的収穫期に入った中国外交

人民網日本語版 2015年11月13日08:51

 習近平国家主席は14~16日にトルコ・アンタルヤで第10回G20サミットに出席し、17~19日にフィリピン・マニラでアジア太平洋経済協力(APEC)会議の第23回首脳会議に出席する。その成果は非常に期待される。(文:賈秀東・本報特約論説員、中国国際問題研究院特別招聘研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 初秋から中国の全方位外交はハイライトと成果に富んでいる。

 ――大国外交は新たな出発点に立っている。習主席は東は太平洋を越えて米国を訪問し、新型の大国関係の構築を先導し、「太平洋を跨ぐ協力」を新たな段階へと押し上げた。西はユーラシア大陸を横断し、英国訪問によって中英が世界志向の包括的・戦略的パートナーシップの「黄金時代」に入った。ドイツとフランスの指導者が続々と訪中し、中国と欧州の「外交シーズン」は勢いづく。

 ――周辺外交は新たな進展を得ている。北東方面では、李克強総理の韓国訪問は中日韓首脳会議の3年間の停滞後の再開、3カ国協力の全面的回復を意味する。南東方面では、習主席のベトナム、シンガポール訪問は、中越運命共同体の構築、中国とシンガポールの時代とともに変わる包括的協力パートナーシップの確立、特に中国―ASEAN協力の促進にとって戦略的意義を持つ。

 ――多国間外交の発言権を強化している。国連創設70周年首脳会議は今年の最も重要な国際的イベントであり、習主席は初めて国連で演説し、国連の発展過程を振り返り、国際秩序および人類の運命と前途に関わる問題についての中国の政策と主張を明らかにし、国際実務協力についての一連の新たな提案と措置を打ち出し、国際世論から幅広い称賛と支持を得た。

――途上国外交の大規模な計画。

 発展途上国は中国外交の基礎だ。開発問題をめぐって外交を展開し、途上国の発展を支援することは、最大の途上国である中国にとって当然の事だ。中国は国連「ポスト2015年開発アジェンダ」の策定に積極的に参加した。習主席は国連の首脳会議で数多くの途上国のために代弁した。表明した一連の寄付金、援助、基金、債務免除、投資等の措置はほとんどが途上国を対象としたものだ。

 「収穫期」に入った中国外交には鮮明な特徴がある。

 ――平和的発展というテーマを際立たせる。中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたり、中国が繰り広げた全ての記念行事を平和という主軸が貫いており、指導者の国内外での演説もいずれも歴史を鑑として平和の光を代代伝えていくことを強調していた。国連の「ポスト2015年開発アジェンダ」を契機に、中国は国際社会が「開発という鍵をしっかりと握らなければならない」ことを強調するとともに、世界の開発についての新たな構想と約束を示した。


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