全国政治協商会議委員、中国航天科技集団公司科学技術委員会主任、中国科学院院士の包為民氏はこのほど人民網のインタビューに応じ、中国の火星探査計画が計画通りに進められていると明かした。また大胆にも「周回・着陸・巡視・帰還」という革新的かつ難易度の高い手段を採用したという。人民網が伝えた。
第13次五カ年計画綱要(草案)で触れられた、「深宇宙探査および宇宙船の軌道上サービス・メンテナンスシステム」は、どのように解釈するべきだろうか?包氏によると、「深宇宙探査」とは月よりも遠い宇宙の探査のことで、火星探査も含まれるという。
包氏は「近い将来、中国は火星探査を実現する。我々は現在、他国とは異なる道を歩んでいる。米国やロシアなどの国は、先に火星を周回し、それから火星に着陸・探査し、サンプルを収集して帰還している。中国人は、『周回・着陸・巡視・帰還』とういより大胆な道を歩む。この方が難易度が高い。この道は中国人が革新の面で大胆に前進する決意を示しており、最小の犠牲と最短の時間により本プロジェクトを遂行する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月15日