2016年3月2日  
 

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中国の両会になぜ世界は注目するのか

人民網日本語版 2016年03月02日13:27

中国は「両会シーズン」に入り、世界は「中国シーズン」に入る。海外の少なからぬメディアは中国の両会に強く注目し、中国経済の趨勢を予測している。外国はなぜ強く注目するのだろうか?第1に、中国の経済的地位は軽視できない。第2に、両会の重要な議題は経済発展だ。第3に、世界経済は回復力に乏しい。三者が入り交じり、世界のスポットライトは3月中上旬の北京に向けられている。(文:熊建・本紙編集者。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

先日発表された中国経済2015年年報に、容易に得られたものではない統計を見ることができる。GDPは67兆元を超え、食糧生産量は6億2000万トンに達し、実質ベースの外資直接投資は7814億元に達し、対外直接投資は7351億元に達した。厳しい世界経済の中、中国は世界第2の経済大国として、これほど大きな体つきにも関わらず、足を引っ張らないだけでなく、自らの落ち着いた比較的速い成長によって、世界経済成長への貢献は25%を超え、世界経済の回復に重要な貢献を果たしたと言える。

中国経済は依然として世界経済安定の錨、成長の源だと言える。

もちろん、中国経済は決して順風満帆ではない。2015年、世界経済は引き続き回復力に乏しく、国際貿易は低迷が続き、世界金融市場は大きく揺らぎ、地政学的衝突が激化した。中国経済もいくつかの困難に直面し、過剰生産能力と有効供給不足、生産能力・在庫削減と安定的成長、融資難と財政・金融リスクの上昇、海外市場進出と国際市場の縮小などの困難や問題が一層際立ち、経済の下押し圧力は高まり続けた。

これに対して、中国政府は様々な政策手段を講じ、供給側構造改革を力強く推し進め、改革による利益を解き放って経済の周期的力を強化することで、中国の潜在的成長水準の急速な低下を長期的に防止している。

中国の手法に対する外国の評価には客観的なものが少なくない。ある外国の経済学者によると、中国のGDP成長率の減速はレバレッジ解消と構造調整が主要因だ。政府が過剰生産能力の清算を加速することは、長期安定的な経済発展にプラスだ。全体的に言って、中国経済にハードランディングのリスクはない。


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