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鴻海のシャープ買収からみる日本社会の無責任構造 (2)

人民網日本語版 2016年03月21日08:19

2011年3月11日に起きた東日本大震災と原子力発電所の放射能漏れ事故の後、ポストモダンの政権といわれた民主党の時代感覚が無力であることが明らかになった。時代は反動を迎え、近代的価値を主張する安倍政権が流れに乗って登場した。結果はすでに歴史の中に記されているが、安倍政権の「強い日本を取り戻す」、「億総活躍社会」、「憲法改正による自立」といった人を惑わす近代的スローガンは、今だに政権を支え47%の支持率をもたらしている。

同論説は死後20年を迎えた国際政治学者の高坂正堯氏を取り上げ、高坂氏が存命で今の日本を見たら、「日本人はあと何回幻滅したら気が済むのだろう」などと嘆くに違いないと述べている。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年3月21日


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コメント

最新コメント

秋月 龍一   2016-03-2158.157.98.*
この記事は、日本社会の根本的な病根を、簡潔に指摘している。組織の中枢が無能化しているが、下はマジメにやっている、ということですが、その元にあるのは、国民全体の無責任構造というべき、縦型社会構造ということになるだろう。上に従っていれば、すくなくとも責任は逃れる、ということであり、上は、責任を分散することにより責任をのがれる、という社会構造が国と社会全体に蔓延している、ということでしょう。その結果、上も下も無責任を貫くという構造になっている。

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