オーストラリア貿易投資省のスティーブン・シオボ大臣は2日に声明を出し、「オーストラリア・中国自由貿易協定(FTA)が昨年末に発効して以来、両国間の貿易データには人を奮い立たせるような様子がみられる」と述べた。
声明によると、FTA発効後、豪州産ワインの対中輸出の関税が14%から8.4%に下がり、中国は2016年1~3月に価格2億オーストラリアドル(約163億円)分の豪州産瓶入りワインを輸入した。前年同期比60%以上の増加だという。
また中国は価格1160万オーストラリアドル(約9億4725万円)分の生きたイセエビを輸入し、同3倍増加したとともに、15年の通年の輸入額を上回った。粉ミルクとサクランボの対中輸出も2倍以上増加。その他の農産品の1~3月の対中輸出も急速な伸びをみせた。製造業の対中輸出の伸びも力強かった。
中豪自由貿易協定が2015年12月20日に発効すると、同日と16年1月1日の2段階に分けて関税が引き下げられた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年5月3日