2016年4月28日  
 

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米国の「航行の自由」は実際には「横暴の自由」

人民網日本語版 2016年04月28日15:02

先日、米「ジョン・C・ステニス」空母打撃群の新任司令官、ヒッチコック氏は取材に米艦艇と中国軍との相互交流は「大変プロフェッショナルだ」と表明した。この発言を西側メディアは中国海軍に対する「称賛」と受け止めた。(文:華益声・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

ヒッチコック司令官の言う「プロフェッショナル」とは、主に中国海軍が海上衝突回避規範(CUES)を執行したことを指す。

第1に、CUES合意には中国の貢献がある。CUESはオーストラリア、ニュージーランドが最初に提案し、2000年の西太平洋海軍シンポジウムで正式に発表された。その後、多くのシンポジウム加盟国が修正意見を提出した。2012年、中国はフォーラムの年次総会の運営を決定して以来、加盟国の意見を広範に募った上での修正の先頭に立った。2014年、南京で開催されたシンポジウム作業部会で、各国はCUESについて合意した。

第2に、中国はCUESの積極的な意義を重視している。CUESは海軍の艦艇または航空機が海上で予期せず遭遇した際、どのような安全措置・手段を講じ、相互妨害と不確定性を減らし、通信を円滑化するべきかを指す。CUESは海軍の艦艇や航空機の法的地位、権利・義務及び海上で予期せず遭遇した際の安全手順、通信手順を説明し、信号言語や基本機動についても定めている。これによってCUESは関係国の海軍が海上で予期せず遭遇した場合に不測の事態が起きる可能性を下げ、たとえ不測の事態が起きても衝突が激化することを避けることができる。CUESは中米が誤った判断を回避し、「非衝突・非対立」という中米の新型の大国関係を維持する助けとなる。

第3に、中国はCUESを真剣に実行している。昨年11月、中米海軍は初めて大西洋で合同訓練を実施した。この訓練はCUESに基づき、両軍の相互信頼・協力を深化するものだ。


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