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北京市通州区、スポンジ都市の建設を推進

人民網日本語版 2016年05月31日10:43

「生態・情報・生活」をテーマとする「中国国際都市スマート化技術・サービス大会」が30日、2日目に入った。北京日報が伝えた。

広場に設置された噴水が水を上げ、屋上の花壇にはさまざまな植物が植えられている――。万理晴集団の精巧な完成予想模型が、多くの来場者を集めた。同社の孫振茂副社長は、路面に敷設されている素材を指し、「真の仕掛けはこの並木道ではなく、路面と地下にある」と述べた。

「都市部の水を通さない硬い地面を、水はけ良く地上・地下の空気を循環させる新型材料にすることで、呼吸するエコロジーな道路になる」。孫氏によると、降った雨は浸透とパイプにより貯水層に入り、ろ過を経て貯水槽に入ることで再利用されるという。

スポンジ都市を建設する場合、「スポンジ」そのものが最も重要な要素になる。路面の通気層の下は、玉砂利と保水球を組み合わせた貯水層になっている。水を貯めるほか、29.4−54.5%の大気汚染物質と二酸化炭素を付着させ、さらに地下の微生物によりこれを栄養成分に転化・分解することで、土地を豊かにすることができる。

今年6月、通州区の長さ6キロの路面が、このエコロジーな道路に改造される。投資額は1億元(約16億8300万円)以上。地表水の9割以上を吸収・利用できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年5月31日

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