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国連PKO局長が訪中、兵士8000人の派遣について議論

人民網日本語版 2016年05月30日16:05

AFP通信の27日の報道によると、国連のラドスース平和維持活動(PKO)担当事務次長(PKO局長)が訪中し、国連平和維持部隊への兵士8000人の派遣について中国側と話し合う。環球時報が伝えた。

現在国連は1万5000人の平和維持待機部隊の設立を計画している。報道によると、ラドスース事務次長は26日「われわれの目標は、年内に迅速に任務を遂行できる1万5000人の待機部隊を持つことだ」と表明した。AFP通信は「ラドスース事務次長は待機部隊への参加国名に言及しなかったが、来月初めに中国を訪問する予定だ」と報じた。昨年中国はPKO支援のために8000人の部隊を設立することを発表した。ラドスース事務次長はこれについて「並外れた意義がある」と指摘した。

中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は27日「中国はこれまでPKOに軍事要員、警察要員、民事要員延べ3万人余りを派遣した。現在3000人余りが10カ所の任務地で任務を遂行している。中国側は現在、PKO支援に関する中国指導者の重要な提案を積極的に実行に移している」と指摘した。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「世界50カ国余りがPKOに新たに計約3万人の兵力を派遣することを約束した。中国は最多の8000人の派遣を約束した」と報じた。英BBCは「PKO要員を新たに増やすことは、中国が世界の安全保障問題への関与を深めることを意味する」と論じた。英紙フィナンシャル・タイムズは「中国のPKO要員派遣数は2004年以来ずっと、他の安保理常任理事国の合計よりも多い」と報じた。また、中国は多くの経費を分担しており、PKO要員の質も高い。これは国連が一致して認めるところだ。中国の軍事専門家・張軍社氏は27日、環球時報の取材に「中国のPKO部隊は評判が良く、規律が厳正で、国連の規定に従い見事に任務を達成でき、国連およびPKO対象国からこぞって評価され続けている」と述べた。

AFP通信の27日の報道によると、現在10万人の兵士と警官が16のPKO活動に参加している。中国以外では、PKO要員の多くはバングラデシュ、インド、パキスタンなどから派遣されている。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年5月30日

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