中国科学院リモートセンシング・デジタル地球研究所リモートセンシング地学地図分析研究室バーチャル地理環境チームは、光学4倍カメラ無人機リモートセンシングシステムのプロトタイプ機の設計と試験・検証を完了し、このほど江蘇省蘇州市および浙江省嘉善県で飛行試験を実施し、予定の目標を達成した。中国科学報が伝えた。
同システムは斜め写真撮影・測量を利用し、従来の正面・垂直撮影による建築物の屋根の撮影の制限を打破し、さまざまな角度から建築物表面の模様に関する情報を収集し、スマート都市の建設に基礎的な地理情報を提供できる。
同システムの効果を検証するため、同チームはスマート都市建設が進んでいる蘇州市と嘉善県で試験飛行を実施した。
同研究所の研究員である龔建華氏と駱剣承氏が率いる研究チームは8月3日、蘇州市ハイテク産業開発区で5平方キロメートルの範囲内で無人機による斜め写真撮影を実施し、3D模型の構築に成功した。さらに9月5日、同研究室は浙江省中科空間情報技術応用研究開発センターと協力し、浙江省嘉善県の新市街地の15平方キロメートルの範囲内で、無人機による斜め写真撮影を実施し、高精度の3D模型を作成した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月14日