2016年6月8日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

李克強総理「人民元に持続的下落の基礎はない」 (2)

人民網日本語版 2016年06月08日15:48

李総理はさらに、「中米協力は規模が大きく、分野が広いため、協力の過程でいくつかの問題が生じるのは正常なことだ。重要なのは協力の大局と本流に着眼し、経済・貿易摩擦を適切に処理することだ。中国は責任ある大国として、市場経済の方向に沿って改革を推進し、開放を拡大している。米側が『中国のWTO加盟に関する議定書』第15条の約束を期限通りに実行することを希望する」と強調。

「人民元に持続的下落の基礎はない。中国には『通貨戦争』や『貿易戦争』によって輸出を刺激する考えはなく、人民元相場の合理的で均衡的な水準での基本的安定を保つ能力がある」と重ねて表明した。

李総理はまた「G20の協力について米側と意思疎通を強化し、杭州サミットでの前向きな成果を促したい」と表明した。

過剰生産能力の問題については「過剰生産能力は世界の多くの国々が共に抱える問題であり、世界経済が回復力を欠き、貿易の伸びが低迷し、市場の需要が減っていることに根本的原因がある。過剰生産能力を解消する中国の決意は揺るぎないものだ。市場の法則に照らして事を運び、立ち後れた生産能力を淘汰し、新たな運動エネルギーによって従来型産業を改造し、引き上げると同時に、雇用の確保にも努力する必要がある。中国側は各国と連携して努力し、関係産業のバランスの取れた、ウィンウィンの発展を実現することを望んでいる」と表明した。

ケリー国務長官とルー財務長官は「今回の対話と協議は成果に富んでおり、この制度が米中の交流と協力の深化、溝の適切な処理に資することが示された。世界の二大経済大国である米中の対話と協力の強化は、世界経済に重要な影響を与える。米側は中国側が改革開放を堅持し、過剰生産能力を自ら解消していることを称賛する。二国間投資協定交渉を積極的に推進し、G20の枠内で中国側との協力を緊密化したい」と表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年6月8日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント