天津出身の劉文芳さん(24)は今年初め、北京にあるボディガード養成学校の研修に初めて参加した。営業部長の経験がある劉さんは、小さい頃から武術が大好きで、学生時代はスポーツに励んだ時期があった。優れた身体的素質と長年にわたる訓練を通じ、彼女にはすでに、ボディガード会社の社員になるための良好な基盤が出来上がっていたので、すぐに優等生として頭角を現した。華商報が伝えた。
このボディガード養成学校は、これまでの数クルーのトレーニングで、計12人のボディガードを育てた。劉さんはその中の紅一点。中国警備業界の統計データによると、女性ボディガードの収入は通常、男性より高く、約2倍に上るケースもある。
女性ボディガードが男性より優位な点は、隠蔽性の高さにあり、年俸は30万元(1元は約16.3円)以上という。富豪の夫人や令嬢は、ガードマンを雇う際に、女性ボディガードを指定する場合が多い。
劉さんの勤務時間は定まっておらず、決まった休みもない。さらには、自分の私生活も確保できず、恋愛もご法度だ。これまでに、多くの女性が、恋愛問題が原因で校長から退学処分を言い渡された。
現役期間が短いことが、女性ボディガード業界の発展を阻む大きな問題だ。この特殊な業界では、女性ガードマンの引退年齢は28歳と言われている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年6月8日