上海協力機構事務局長アリモフ
上海協力機構(SCO)創設15周年を迎えるあたり、同機構のアリモフ事務局長が7日人民網を訪問、電子掲示板「強国論壇」を通じてネットユーザーとオンライン交流を図った。アリモフ事務局長は、「過去15年間で、SCOという大家族の構成メンバーは2倍余りに増え、当初の創設6カ国から18カ国に拡大した。地域的には、東ヨーロッパからペルシア湾、そして中央アジア、南アジアをカバーし、その人口の合計は30億人を超えた」と紹介した。人民網が伝えた。
パキスタンとインドがSCO加盟を申し出ていることについてアリモフ事務局長は、「多くの国々がSCOへの加盟を望んでいるのは、SCOが平等、公平かつ国際関係の発展に有効な新型のモデルであるためだ」と述べ、「地域の強国として、パキスタンとインドは長い歴史と輝かしい文化を有する国であり、10余年に及ぶSCOのオブザーバー国という立場でもある」と指摘、その上で「SCO加盟には30にも及ぶ公式文書への署名が必要で、加えて様々な申請プロセスがあるが、両国は共に加盟完了に向けて尽力し続けている」と強調した。
パキスタンとインド以外に、SCOは2016年初めにアゼルバイジャンとアルメニア、ネパールの3カ国を、また昨秋にはカンボジアを対話パートナーとして迎えている。この他にも5カ国が何らかのルートでSCOとの事務的連携を図りたい意向を伝えているという。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年6月8日