物理学者はこの実験結果について、「濃い色の服は熱を吸収しやすい。白は吸収しにくく、紫外線を反射できる。そのため短時間内であれば比較的涼しい。薄い色の服は一部の紫外線を反射するが、紫外線を吸収する能力は低い。赤色光は波長が長く、日光に含まれる多くの紫外線を吸収でき、日焼け防止効果が最も優れている。そのため長時間日光を浴びるならば、赤い服を着たほうが涼しい」と説明した。
衣服の耐紫外線性は、色のみで決まるわけではなく、材質とも関わる。コットン製の服のSPF(紫外線防止指数)は15−40、浅い色のポリエステル製の服は7−10、浅い色のメリヤス製の服は4−9。むき出しになる腕の肌は、絹製のショールや袖カバーで保護するべきだ。そのため紫外線対策をしたければ、深い色のコットン製の服が最適だ。
夏になると多くの男性は腕をむき出しにし、涼しいと感じる。しかしこれは間違いだ。気温が人の体温(36.8度前後)に近づくか、これを上回る場合、腕をむき出しにすると涼しくないばかりか、むしろ暑くなる。これは肌の温度が気温を上回らなければ、肌の熱を放射し分散させることができないからだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年6月14日