だが、出入りや採光が不便なことや、テレビや携帯端末の電波の受信状況が悪いことから、多くの若者が地坑院を敬遠する傾向にある。所得が増えるにつれて、若者は一般的な地上に建てられた住居に住みたがる。地坑院に住み続けているのはほとんどが高齢者だ。
「現存している約1万棟の地坑院のうち、4分の1は廃屋となっている。住民が住んでいる地坑院は、数百年間保存が可能だ。だが、住む人がいなくなった地坑院は急速に朽ち果ててしまう。今のところ、陝州区では数万人が地坑院に住んでいるが、住む人がいなくなると文化的価値は失われるであろう」と白室長。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn