故宮博物院の単霽翔院長は22日、養心殿の研究型修復プロジェクトに関する科学研究が、全面的に始まったと発表した。同プロジェクトには養心殿の古代建築研究、収蔵品の研究、古い書画と碑文の拓本などの文化財の研究、古文書の研究、清王朝の宮廷の歴史・文化および清王朝の歴史の研究といった8種類・33件の課題が含まれる。人民日報海外版が伝えた。
同プロジェクトは中国初の移動可能・不可能文化財の総合研究型修復プロジェクトで、2020年に終了を予定している。養心殿は紫禁城奥の乾清宮の西側に位置する、清王朝の最高権力の所在地だ。清王朝の皇帝10人が養心殿で暮らし、国政運営をしていた。養心殿には、銅器、玉器、磁器、木の器、書画、古文書などの文化財が1890点あり、極めて高い価値を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月24日
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