世界各国におけるバイオバンクの現状
ここ10年、欧米の先進諸国では「バイオバンク」の設置が積極的に進められている。
2009年、米誌「タイムズ」は、「バイオバンク」の設置を今後世界を変える10大計画の1つに挙げた。米国国立がん研究所(NCI)は同年に政府資金を利用し、1度に30億ドル(約3000億円)を投じる決定を下した。その1番目のプロジェクトが、国家レベルの生体試料資源バンクの設置だった。日本も50億円を投じて、大阪にヒューマンサイエンス研究資源バンクを設置している。
生体試料は、疫学、ヒューマンサイエンスベース、臨床研究の源となり、分子医学ビックデータを用いて行う、大規模なサンプル検証やバイオ医薬品の変質研究、高精度医療を手早く実現するために重要な役割を担う存在である。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年8月29日
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