「より効率的な世界経済・金融ガバナンス」は今回のサミットのもう1つの重要な議題だ。過去40年間に、世界経済の重心には先進国から途上国への重要なシフトが生じた。だが世界経済ガバナンス構造にはしかるべき有効な調整が行なわれていない。G20は実践においてG7に取って代わるものであり、IMFのクオータと世界銀行の投票権の遅々たる改革は最も著しい二大変化と見なすこともできるかもしれない。だがIMF及び世界銀行は主に西側国の資金に頼っており、途上国及びアジアのインフラへの投資には政治的意欲を欠き、資金の準備も欠くため、進展は緩慢だ。
中国は現在の世界で最も急速に発展している国の1つであり、将来の世界の経済及びそのガバナンスに影響を与える重要な位置にある。杭州サミットはこの歴史的に重要な時期に開催される。もし中国が新たな、創造力に富む案を打ち出すことができれば、サミットは歴史に永遠に銘記されるものとなる。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年8月29日
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