また、パンダは異常なまでに選り好みし、自分の好きな相手としか交尾しない。好きな相手に出会っても、交尾する確率は非常に低い。
人間が飼育しているというのも、パンダがなかなか交尾しない原因の一つだ。四川省のある研究センターのセンター長によると、飼育されているオスとメスのパンダのうち、自然に交尾するのは5%以下という。飼育されている環境下では、メスのパンダはうまく発情期に入れないという意見を持つ研究者もいる。
この問題を解決しようと、中国の科学者は飼育されているパンダの環境を改善し、より自然の環境に近付けることで、パンダの性欲を向上させようとしている。
それでも問題を解決することはなかなかできず、研究者は、「交尾が少なすぎるため、パンダ自身も仲間が交尾しているのを目にすることができず、交尾の仕方を知らない」と指摘している。そのため、科学者は交尾の仕方をパンダに知ってもらおうと、パンダに「パンダポルノ」の映像を見せているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年10月11日
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