2016年10月12日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

中国の「声優」の実態とは?昼夜逆転生活は当たり前、モチベーションは「興味」 (2)

人民網日本語版 2016年10月12日08:44

「雑貨舗工作室」で仕事をしている慕秋■(■は王へんに炎)さんは、声優になって5年あまり。彼女は、「声優になったきっかけは、アニメ・漫画ファンだったこと。アニメ・漫画が大好きな人は多いが、その世界に参加する人はほとんどいない。実際、アニメ・漫画の世界で、吹き替えは非常に大きな部分を占めている。多くの作品を見ればみるほど、この仕事に興味が生まれ、好きになる。自分の声を生かして、アニメ・漫画のキャラクターを演じられることは、私にとっては非常に素敵な体験だ」と語った。

この仕事の収入について、慕さんは、「仕事を始めたばかりは、収入は決して高くない。収入を得るというより、技術を学ぶという意味合いが大きい。今は比較的安定した別の仕事についており、空いた時間に声優業をやっている。家賃の支払いは問題ない。日々のやりくりがちゃんとできているうえで、自分の好きなことも少しはできており、とても満足している」と述べた。

本業とは別にアニメ・漫画の吹き替えの仕事をしている人は、実のところ少なくない。「雑貨舗工作室」の李逍遥さんは、7、8年前から、ネット番組の吹き替えの仕事をしている。彼は主に、本業の仕事以外の時間で吹き替えの仕事をこなす。「毎日、1-2時間空いた時間があれば、他の人がゲームや麻雀で楽しむのと同じように、吹き替えの仕事をする。娯楽という点では彼らと何ら変わらない。ただ、私たち声優は声を録音することが好きなだけだ」と彼は話した。

同じように空いた時間を生かして仕事をする「雑貨舗工作室」の八千里路さんは、「この仕事する多くの人は、熱意と興味によって仕事をこなしている。だから、志を同じくする仲間は非常に多い。通常、吹き替えの仕事で小遣い程度の額を稼げるが、誰もが自分から進んで好きなことをやっているという自負を持っている。声優は、金銭的な報酬だけでなく、『多くの快楽』という、より大きなものを得ている」と強調した。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年10月11日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント