女児が再び負傷することのないよう、隊員たちは手袋をはずし、細心の注意を払って瓦礫を除去し、女児の顔に付着していた泥や汚れをきれいに拭き取り、素早く酸素マスクを女児に装着した。
孫科長が女児を抱き上げた時、女児はとっさに彼の腕に強くしがみついた。孫科長は「もう大丈夫だよ。怖がらなくてもいいよ」と絶えず小さな声で女児に話しかけ、落ち着かせた。
現在、救出された女児は温州医科大学附属第二病院で全面的な身体検査を受けている。彼女の意識ははっきりしていて、頭部の外傷と右腕の腫れ以外には、負傷は確認されていない。女児の家族によると、彼女は2013年生まれという。
10日午前4時、浙江省温州市鹿城区双嶼双街道で住宅用ビルが倒壊する事故が発生した。6階建てビルの一部が倒壊し、多くの人が生き埋めになった。11日午前1時12分、現場での救出作業は基本的に終了した。計28人が捜索・救出され、うち22人の死亡が確認されたという。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年10月12日
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