国家発展改革委員会は19日、最近の国際市場における原油価格の変動を踏まえ、現行の石油製品価格形成メカニズムに基づき、2016年10月19日午後12時から、国内におけるガソリン価格を1トンあたり355元(1元は約15.4円)、ディーゼル油価格を同340元、それぞれ引き上げることを明らかにした(いずれも標準製品の場合)。全国平均では、90号ガソリンが1リットルあたり0.26元の値上げ、92号ガソリンが同0.28元の値上げ、95号ガソリンが0.29元の値上げ、0号ディーゼル油が同0.29元の値上げになる。人民網が伝えた。
国内の石油製品価格は今年最大の値上げ幅を迎えたことになり、今年はこれが7回目の値上げになる。ガソリンタンク容量が50リットルの自家用車の場合、今回の値上げ後は満タンにするためにこれまでより14元多くかかることになる。
大口商品の情報を提供する卓創資訊の石油製品アナリスト・孟鵬さんは、「今回の石油製品価格の値上げ後、国内の多くの販売単位で石油製品価格が上昇し、一部の地域では中国石油化工集団公司と中国石油天然気集団公司の2大石油会社の製品を取り扱う企業のディーゼル油価格が新たな卸売価格まで値上がりする可能性があり、国内のガソリンスタンドが高い利潤を得られる状況は年内には再び現れないだろう」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年10月20日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn