世界保健機関(WHO)の報告によると、日本は全世界で肥満率が低い国の一つであるだけでなく、先進国の中でも肥満率が最も低く、今年のデータでは、なんと約4%だという。ロマンスあふれ、バランスのとれた美にこだわるフランスでも肥満率は11%で、アメリカは32%に達している。財経網が伝えた。
興味深いのは、日本人は運動好きとは言えず、普段も体を鍛える習慣がない点だ。医学誌の「ランセット」が行った「全世界で最も運動嫌いな国」の調査によると、日本は11位にランクインし、60%以上の人が運動に対する積極度が平均レベル以下となった。どうして運動嫌いの日本人が世界で最も痩せているのだろうか?
【食生活】
カロリーが低く、食材の組み合わせが豊富
日本人が食べる食品はあっさりしていてカロリーも低い。日本人は日常的に料理する際には、脂っこい料理や辛い調味料を使うことはほとんど無い。
日本の厚生労働省が1985年に発表した「健康づくりのための食生活指針」の中で、「一日に30種類の食材をとる」という目標が提唱された。これにより、日本のメディアを通して、30種類の食材をとるという考えが広まり、多くの主婦がこの目標を守って、一日の献立を考えるようになった。
お碗や皿は小さく、腹八分目に
懐石料理に代表される伝統的な日本料理は、非常に小さいお碗や皿を使い、料理の分量もかなり少ない。料理の種類は多いため、たくさん食べたような感覚にさせてくれる。
また、日本では「腹八分目」という考えを大切にしている。日本人は美しい器に料理を盛り付け、食べるときは急いでかきこむことはせず、腹八分目まで食べたら、食事を止める。
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