2016年10月19日  
 

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人民網日本語版>>経済

電子ゲーム競技が大学の専攻に ゲーマー養成に非ず

人民網日本語版 2016年10月19日06:45

「これで堂々とゲームができる!」。多くのネットユーザーからこのような感慨深い声が聞こえてきた。教育部(教育省)がこのほど発表した-「一般大学高等職業教育(専科)専攻リスト」の2016年追加専攻リストには、「電子ゲーム競技スポーツ・管理」を含む13の追加専攻が含まれており、社会の幅広い関心と熱い議論を呼び起こしている。これまで役に立たないとさげすまれ、「まともな活動ではない」とみなされ、「学業に差し障る」と問題視されてきた電子ゲームが、ついに大学の教室で取り上げられる機会を勝ち取った。ここから生じるであろう一連の問題が、憶測と議論を呼んでいる。「人民日報」海外版が伝えた。

▽「電子ゲーム競技」は「ゲーマー」育成の多様化ではない

大勢のゲーマーたちから「高校に戻って(電子ゲーム競技の教科を)やり直したい」、「自分が先生になる」などの声が上がり、メディアの中には、「ゲームをしていれば大学に入れる」などと伝えるところもある。そのため教育と就職の専門家の間で懸念を引き起こしている。「授業でゲーム?」や「卒業したらネットワーク管理者?」などと「ツッコミ」を入れるネットユーザーもいる。「電子ゲーム競技スポーツ・管理」という専攻は本当に「ゲームをする専攻」なのだろうか。

同部関連部門の責任者の説明では、「この専攻は主に電子ゲーム競技の基本理論、活動のルール、実践能力を掌握した学生を育成するものだ。主な就職先は、電子ゲーム競技のプロチーム、関連の企業やスポーツ協会、その他の関連機関などだ。目的は電子ゲーム競技スポーツのコンテスト、トレーニング、判定、主催と中継、競技(イベント)の組織・管理などの活動に従事する質・技術・技能の高い人材を育成することにある」という。

電子ゲーム競技を専攻にするよう申請した湖南体育職業学院の専攻設計責任者の柳軍氏は、「電子ゲーム競技の競技者を育成することはさまざな職業的ポジションの中の1つの選択肢でしかない。競技者の職業上のキャリアには限界があるので、競技者の生涯教育について、カリキュラムを整えて、学生が競技者人生を終えた後にも社会で一芸に秀でた存在であり、事業を興したり起業を設立したりできるようにすることを考えている」と話す。

▽電子ゲーム界は人材不足 習得にはハードル


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