2016年10月28日  
 

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さまざまな政策を打ち出すも、日本での出稼ぎはもう魅力なし? (2)

人民網日本語版 2016年10月28日10:18

○日本での出稼ぎの人気に陰り

日本政府はより多くの外国人研修生を留まらせ、引きつけるためにさまざまな政策を打ち出しているが、中国の研修生はほとんど増えていない。

山東省出身の海外出稼ぎ労働業界の関係者は取材に対して、「現在、日本に行く中国人出稼ぎ労働者の募集状況は全体的に悪く、人員募集がますます難しくなってきている。中国の給料が高くなり、海外の出稼ぎと同程度の給料水準なら中国国内で働くと考える人が増えたためだ。若者は地元で苦労することを選んでも、故郷を離れたいとは思わない」と語る。

この見方を検証するデータもある。法務省が発表した在日外国人の統計データによると、2015年12月までで、日本には計19万2655人の外国人技能研修生がおり、昨年同期比で14.9%増加した。うち、中国人研修生は8万9086人で、全体の46.2%を占めている。2014年末のデータを見ると、当時の中国人研修生の数は10万93人で、全体の60%に達していた。中国人研修生の数は年々減り続け、全体に占める割合も徐々に低下している。日本での出稼ぎ労働はかつての「人気」の状態から、今では「下火」の状態となっている。

海外出稼ぎ労働業界の関係者は、「日本が介護に関する業務に携わる外国人に門戸を開いたとしても、日本での出稼ぎ人気は起こらないだろう。介護職は専門的な技能が必要だけでなく、高い日本語レベルも求められる。中国でも介護職に就きたい人がいないくらいなので、日本への出稼ぎ労働者の募集はさらに難しくなるだろう」との見方を示した。(編集YK)

「人民網日本語版」2016年10月28日


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