ここ数年、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)連休が日本の観光産業の書き入れ時になっている。中国人観光客が日本での「爆買い」を好むことから、デパートの松屋銀座などは中国人観光客のために化粧品の専用カウンターまで設置した。「広州日報」が伝えた。
だが今年に入ってから、中国人は日本が期待するほど「爆買い」しなくなった。日本メディアの報道によると、日本の観光庁が19日に発表した訪日外国人観光客の消費動向調査の結果では、2016年第3四半期(7-9月)には日本を訪れた中国人観光客の一人あたり平均買い物金額が10万2千円に減少し、3四半期連続での減少となった。振り返れば、「爆買い」のピークは15年第1四半期(1-3月)で、当時の平均買い物金額は約17万円だった。
観光庁は、「中国人観光客の消費モデルが買い物から娯楽や飲食へと変わりつつある。だが平均買い物金額が減少したとはいえ、中国人観光客の平均消費額に目立った減少はみられない。観光庁が第2四半期に行った調査によれば、訪日外国人観光客の宿泊・飲食を含めた一人あたり平均消費額は14万3500円に上り、中国人観光客は23万2900円で国・地域別でトップだった。
▽新現象 高級品よりも化粧品と医薬品
これまで訪日中国人観光客のほとんどがデパートで高級なバッグや腕時計といったブランド製品を買ったり、家電量販店で炊飯器を買ったりしていた。だが今年になると、こうした製品よりも化粧品、医薬品、お菓子などを購入する傾向が明らかになってきた。
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