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ダブル11に宅配便10億件突破か 物流界への挑戦

人民網日本語版 2016年10月25日14:13

年に一度のダブル11(11月11日のネット通販イベント)が近づいてきた。中国宅配便協会と菜烏網絡科技有限公司の予測に基づくと、今年のダブル11期間には、宅配便産業全体で10億件の宅配便を処理する見込みだ。この膨大な量の荷物を前にして、中国の物流システムは極限のピーク状態に立ち向かうことになる。

今年はダブル11がスタートして8年目。昨年は天猫(Tmall)と淘宝(タオバオ)が11日当日だけで取引額は912億元(約1兆4056億円)、宅配便件数は4億6700万件に達した。業界では、今年のダブル11には各種データが再び大幅に記録を更新すると予想する。業界全体で取引件数は10億5千万件に達し、前年同期比35%増加するという。

菜烏は大手宅配企業と連携し、同協会で今月13日にダブル11サービス動員委員会を行い、その場で今年の準備状況を明らかにした。統計によれば、今年のダブル11期間には、第一線でのサービスに従事する人員は産業全体で268万人に上り、前年比50%増加し、幹線道路を走行する車両は同59%増加し、航空輸送量は約40%増加する見込みだ。

菜烏の王文彬最高技術責任者(CTO)兼ダブル11総指揮は、「昨年の段階で宅配便の爆発的増加という問題は基本的に解決され、これを土台として、今年の宅配便産業はデータ技術と資本の助けを借りて、データ、サービス、能力の3方面のバージョンアップを実現し、より落ち着いた状態でダブル11に対応し、消費者によりよいサービス体験を提供することに一層力を注いでいく」と説明する。

菜烏は今年のダブル11期間中、貨物のスマート仕分けを引き続きバージョンアップし、貨物をエリア別にまとめて直送する聚単直発、物流サービスを統一的にデジタル化・スマート化する智選物流、物流クラウドといった各種サービスを推進する計画だ。こうしたデータに関わりをもつサービスによって宅配便の物流には事前予測、ルートのスマート分配、貨物取扱中のモニタリング、事後の分析といった機能が加わることになる。

同協会の李恵徳常務副会長兼事務局長の話によると、「末端の配送業務にかかる圧力がますます増大しており、この難問をどうやって合理的に解決するかが問題だ。今年のダブル11では宅配便企業、通信販売企業、菜烏、関係各方面が知恵を絞って事態を改め、問題を解決することが必要になる。中国宅配便協会はダブル11宅配便サービス調整指導チームを発足させ、情報統計の総括監督、宣伝報道、繁忙期の業務調整など関連作業を担当させる予定だ」という。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年10月25日

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