国家気候センター気候監視測定室正研究員級シニアエンジニア・首席専門家の周兵氏は、地球全体の気候について、「観測史上、ラニーニャ現象は14回起こっており、ラニーニャ現象が起きると、厳冬になる確率は7割以上に上ることから、ラニーニャ現象が発生した冬は厳冬になると基本的にいえるだろう」とコメントした。
中国工程院の丁一匯・院士は、「今年の冬は、例年と比べて寒くなるだろう。さらに、来年以降の冬は一層寒さが厳しくなる可能性がある」との見通しを示した。
中国科学院大気物理研究所の鄭飛・研究員は、「一般的に言えば、『ラニーニャの年』は、中国北方ではかなり冷たい大気が活発に活動すると予想される」と指摘した。
気象専門家は、「気温が下がると、石炭・電気・ガスなどのエネルギー消費が増え、交通機関や北方の畜産業にも影響が及ぶ。厳冬への備えを万全にしておかなければならない」と注意を促している。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年11月18日
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