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視覚障碍者を助けたいという強い思い 帰国組の女博士、盲導犬訓練士の道に (2)

人民網日本語版 2016年11月29日14:01

王さんが盲導犬訓練士になる決心をしたきっかけは、母親の盲導犬「貝貝」に激しい感動を覚えたからだ。

王さんの母親は視覚障害者だ。王さんは2010年、約10年間の留学生活を終えてついに帰国した。彼女は、貝貝が母親を誘導して朝市に出かけたことが気になり、そっと後をつけた。そして彼女は、貝貝が母親を誘導しながら、大小さまざまな障害物を全て見事に避けて進む光景を目撃し、非常に不思議な気持ちになった。

王さんは、「盲導犬はどうしてこんな離れ業ができるのだろう?盲導犬を訓練する人々は、一体どんな人なのだろう?」ととても不思議に思い、また、このような人になりたいと思い、基地の求人情報に応募してみた。基地の創設者・王靖宇氏は、王さんの履歴書を受け取った後ただちに、「いつ面接に来ることができますか?」と王さんに返事した。王さんはワクワクした。次の日、面接試験の会場で、王靖宇氏は、「いつから仕事を始められますか?」と王さんに尋ねた。彼女は、「3日後からスタートできます!」と即答した。

そして3日後、王さんは海外企業が提供した月収1万元も超える高給専門職を捨て、基地に来た。

彼女は、「私の幸せな生活の根源にあるのは、自分が訓練した盲導犬によって、母親のような視覚障害者が外出し、それまではできなかった多くのことができるようになり、それまでは行くことが叶わなかったさまざまな場所に行くことができるようになることだ」と話した。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年11月29日


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