また、複数の環境保護専門家は、「北京・天津・河北エリアおよびその周辺地域は、人口が多く、工業生産・交通運輸が集中しているため、冬に入りエリア全体における石炭燃焼暖房による汚染物質の排出量が大幅に増加している。これが、12月に広い範囲で重度の大気汚染が発生した根本的な原因だ。このほか、自動車の排ガス汚染も、中国各都市における主要な大気汚染源の一つとなっている」としている。
今回の大気の重度汚染に対応するため、環境保護部は14日夜、北京、天津、河北など6省・市に事前に文書を出し、各地がすぐに大気汚染警報を発令し、地域連動による重度汚染天気への共同対策を実施するよう注意を促した。また、北京と天津は15日、連動した法律執行をいっそう強化するため、排出基準超過車両を対象とした初めての両都市共同法律執行試行を、予定を繰り上げて発動させた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月19日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn