18日、煙霧に覆われた済南市街地 (撮影:新華社記者 馮傑)
北京、天津、河北、河南、山西、山東の6省・市が、深い「煙霧」に覆い尽された。23都市では最高レベルの赤色警報が発令され、ナンバープレート末尾の偶数・奇数による車両の交通規制が始まった。16日から21日にかけての5日間、面積150万平方キロメートルにおよぶ広大なエリアで、「あたり一面煙霧」状態が続く。専門家は、「気温が高く、寒気の活動が弱まり、汚染物質の排出が大幅に増加したことが、深刻な煙霧が発生した元凶だ」と説明している。人民日報海外版が報じた。
中国科学院大気物理所の王自発・研究員は、「秋冬シーズンに入ったのち、中国の北方地区では気温が高い状態が続き、寒気の活動がかなり弱まった」と指摘。
中国環境保護組織公衆環境研究センターの馬軍センター長は、「今回、煙霧が長く続いていることは、無風・気温の逆転層・弱い南風など、煙霧の拡散に不利な気象条件が揃っていることと密接に関係している」との見方を示した。
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