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2016年12月30日  
 

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中国で続々と翻訳される日本文学作品  (2)

人民網日本語版 2016年12月30日16:29

中国の有名な学者の止庵氏は、「今から一千年前の作品である紫式部の長編小説『源氏物語』と清少納言の随筆『枕草子』は、日本文学が目指す方向を定めた作品として変わらずに存在している」と指摘している。1929年10月、作家で翻訳家の謝六逸は「日本文学」のある巻で初めて「源氏物語」が本になった背景や作者について紹介しており、その概略を一帖ずつ解説した。2015年、中国人作家の周作人が翻訳した「枕草子」が重版され、多くの中国人読者から人気を集めた。このことは、中国で日本文学の普及が始まって80年近く経った今でも、日本文学の審美性を感じられる名作の人気が衰えていない事実を明らかにしている。

中国ではいまだに、夏目漱石、谷崎潤一郎、芥川龍之介、川端康成、太宰治、三島由紀夫などの明治維新後に登場した偉大な日本人作家たちのファンがたくさんいる。今年初めに、「日本の張愛玲(アイリーン・チャン)」と呼ばれた日本人作家の森茉莉の作品が初めて中国大陸部で中国語版が出版され、中国に紹介される日本文学が新たな節目を迎えた。また、同年、東野圭吾の作家デビュー30周年記念作品「ラプラスの魔女」が中国大陸部で発売され、中国における日本文学普及の歴史に新たな1ページが刻まれた。なぜなら同作品は中国で最も人気がある日本人作家が自分の今までの作品イメージを一新させる作品だったからだ。


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