監督管理する気のない日本
監督、管理が不十分であるものの、日本政府は今のところそれを強化する意向を見せていない。16年の中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)では、漁獲枠の基準値を下げることが提案されたものの、日本はそれに同意せず、結局、クロマグロ保護プランは採決されなかった。そのため、日本は参加した各国から「集中砲火」を浴びた。
日本のこの姿勢は、クジラやイルカの問題を思い出させる。国際社会では、商業目的によるクジラの捕獲が禁止されているが、日本政府は依然として、日本鯨類研究所に「科学研究」目的に特別採捕許可を発給し、結局、捕獲されたクジラは日本人の食卓に並んでいる。また、日本では和歌山県太地町のイルカ追い込み漁も容認されている。イルカ漁の真相を暴いた米ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ(The Cove)」(09年)は、第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。
反捕鯨の環境保護団体の船に放水する日本の捕鯨船や「ザ・コーヴ」で登場した捕獲されたイルカの血で真っ赤に染まった海と同じく、絶滅の危機に瀕するクロマグロが、日本の海洋動物乱獲の象徴となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年3月7日
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