ドイツのデュッセルドルフで行われていた卓球世界選手権は4日、注目の男子シングルス準々決勝を行い、今大会のダークホースである13歳の張本智和選手が世界ランキング3位の中国の許■(■は日へんに斤)選手に1-4で敗れ、準決勝進出を逃した。準々決勝で敗退したものの、張本選手は最もスポットを浴びる「希望の星」となった。南方都市報が報じた。
年齢は関係ない
「試合では、年齢は関係ない」。13歳という年齢に注目するメディアの取材に応じた張本選手はそのように答えた。
張本選手の親の実家は中国四川省にあり、父親の張宇さんと母親の張凌さんは共に中国のプロの卓球選手だった。卓球一家で育った張本選手は、その優れた成績で注目を集めてきた。昨年のITTFワールドツアー・ジャパンオープン荻村杯(U-21)の男子シングルスでは史上最年少での優勝を果たした。そして、12月の世界ジュニア卓球選手権でも、男子シングルスで大会史上最年少での優勝を果たした。
「毎日9時間練習」
日本に帰化した両親を持つ張本選手は、中国と日本の文化が交錯する環境で育ち、日本の社会で本当の意味で認めてもらうのは容易なことではなかったという。
2003年に日本で生まれた張本選手は、2歳の時に母親の張凌さんからラケットをもらって卓球を始め、現在に至るまでずっと続けてきた。「毎日9時間練習する」。これが「神童」の成長の歴史だ。
「神童」と呼ばれるようになると、想像以上のプレッシャーにさらされるようになる。試合で、張本選手は毎回ポイントを取るたびに「チョレイ」と掛け声を上げ、士気を高めるほか、相手にプレッシャーをかける。多くのネットユーザーからは、うるさいし頻度が多すぎるとネガティブな声も寄せられる。典型的な帰化日本人の子供である張本選手は、中国と日本の文化が交錯する環境の中にあり、日本の社会で本当の意味で認めてもらうのは容易なことではない。
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