河北省文物局の張立方・局長は、「河北省文物局は、現在、雄安新区博物館体系の構築を進めている。これは、歴史的に極めて重要な5千年前の先史文明、2500年前の燕国文化、1千年前の宋寧辺関文化、近代の紅色文化などを網羅している。また、テーマ博物館やテーマ遺跡公園の建設も計画している」と説明した。
中国都市計画設計研究院の張広漢・副チーフプランナーは、「雄安新区建設計画には、有形・無形文化遺産の保護・継承を組み入れる必要がある。都市の改造・開発と歴史文化遺産の保護・利用との関係をうまく調整し、『保護の中の発展』と『発展の中の保護』を遂行しなければならない」とコメントした。
中国人民大学文化クリエイティブ産業研究所の金元浦・所長も、「雄安新区における文化クリエィブ産業の未来は、ハイレベルから出発し、中国最高級の文化と科学技術が融合した『文化艦隊』を形成し、北京・天津・河北エリアをけん引し、全国さらには全世界の文化クリエイティブ産業の『旗印』となることを目指す必要がある」と強調した。
雄安新区は今後さらに、文化財保護と社会・経済の発展を統合し、同区の歴史・文化的特徴を存分に活かし、歴史・文化遺産資源一覧リストを系統的に整理し、企画・編成および都市計画事業において、中国の特色・雄安固有の文化を際立たせていく方針だ。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年7月7日
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