雄安新区の歴史文化遺産の発掘・保護を推進する目的で、河北雄安新区管理委員会、河北省文化庁、河北省文学芸術界連合会の共同主催による「雄安新区歴史文化・遺産保護座談会」がこのほど、河北大学で開催された。北京日報が報じた。
北京・天津・河北エリアの中央部に位置する雄安新区は、7500年前の新石器時代から現在に至るまで、人類活動が集中した地域で、貴重な文化遺産が数多く残されており、宋寧辺関文化や近現代革命文化財など特色ある文化遺跡を擁している。
中国国家文物局の劉玉珠・局長は、「雄安新区の建設においては、トップレベル計画を強化し、詳細を全面精査し、文化財保護計画を雄安新区全体計画に組み入れる必要がある。国家文物局は、河北省の文物局関連組織を指導し、雄安新区の古代村落や古民家などの文化財遺跡を詳しく記録し、雄安新区記録システムを構築し、さらなる研究開発に向けてデータ保存を進める」と述べた。
第3回全国文化財センサスの結果にもとづき、雄安新区および周辺の一部地域(任丘市は含まず)は、移動できない文化財189件を共同で登録した。このうち遺跡類文化財は8割を上回り、時間的分布については、約8千年前の新石器時代から1千年前の宋寧期まで広範囲に及んでいる。
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