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人民網日本語版>>科学技術

ロボットの発展を客観的に考察 人間の職を奪い、倫理観の建て直しも? (2)

人民網日本語版 2017年08月31日08:39

▽ロボットが人間の仕事を奪うことに?

ロボットは便利さをもたらすのと同時に、人々にいくつかの憂慮ももたらしている。まずは安全性の問題だ。現在のロボットはまだ100%安全であるとはいえない。

そしてロボットにまつわる話題として常に事欠かないのが、「ロボットが人間の仕事を奪う」、「ロボットが就職に影響する」といった説だ。専門家はロボットが就職に影響を及ばすのではなく、人間の就職の選択をさらに幅広くしてくれると考えている。なぜならロボットはより多くの新しい仕事のポストをもたらすことに繋がるからだ。現在人々を憂慮させている局面は、人材の構造にいくつかの問題があるからだとしている。

▽倫理観の建て直しが必要に?

各分野で活躍するだけでなく、ロボットはさらに意識レベルでの変化ももたらしている。中国工業・情報化部の副部長は、「グローバルロボット産業の発展は依然として技術のボトルネックと倫理観に隠れたリスクという二重の挑戦に直面している。ロボットは法律法規と道徳倫理の建て直しを引き起こす可能性が大きい」と示した。

現在、EUはロボットに関する法律の制定を検討しており、将来的に自主ロボットは電子人間の身分を得て、義務と権利を手にするようになるかもしれない。

もう一つの懸念はロボットが自我を手にする可能性があるのかということだ。海外の報道によると、Facebookは二つの人工知能ロボットをすでにシャットダウンさせている。なぜなら彼らがロボット同士だけで理解できる不可解な言語でコミュニケーションをとり始めたからだ。


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