2017世界ロボット大会の開催にともない、ロボットに関する話題が急に盛んになっている。
▽多分野で浸透し始めているロボットの応用
ロボットはすでに見慣れない特別な分野の存在ではなく、毎日家の中でさえ清掃ロボットや幼児教育ロボットに触れ合える身近な存在となっており、将来的にはその距離がさらに縮まるとみられている。このほど、中国電子学会が発表した「中国ロボット産業発展報告」によれば、人工知能の進展にともない、スマートサービス型のロボットの種類がさらに豊富になり、各分野に浸透し始めているとしている。
同報告では、「真っ先に市場に進出した清掃ロボットやウェイターロボットから、エモーションロボットやパートナーロボット、教育ロボット、リハビリロボット、スーパーロボットまで、ロボットはそのサービス分野と対象を拡大しつつある」としている。
ロボットのもう一つの重要な応用は、核ロボットのように人間の極限を超えたり、非常に危険な場所で作業を行える点だ。欧州のオックスフォード近くにある核融合炉ではすでにこうしたロボットの利用が始まっているという。
ロボットが医療分野において重要な役割を果たしている点についてはすでに共通認識となっているが、英国工程技術学会の主席は、「ここ数年の間に英国では高齢者の世話をするコストがますます高くなっている。医療ロボットは洗浄といったサポート機能を搭載し、高齢者の24時間看護を行うことができるならば、高齢者の寿命がさらに延びるばかりでなく、高齢者が家で転倒して骨折するといったケースも避けることができる」との見方を示した。
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