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中国初のEメールから30年、躍進する中国IT産業

人民網日本語版 2017年09月19日14:57

30年前の9月20日、「Across the Great Wall we can reach every corner in the world」が中国初のEメールとして中国兵器工業コンピュータ応用技術研究所から出された。科技日報が伝えた。

西側世界は初めてインターネットを通じ、中国の声を耳にした。

30年後、中国のインターネットは厖大な規模を構築し、技術と応用でもトップの地位を占めている。特に近い将来に訪れる5G及び万物ネット化の時代において、中国は最も大きな発言権を持つ国になる。

中国インターネット情報センターの最新データによると、中国のEメールアクティブユーザー数は今年6月現在で2億6000万人以上に達し、Eメールアドレス数は20億を超えている。

しかしかつて電報とはがきを葬り去ったEメールも、徐々に存在感を失っている。多くの一般人にとって、Eメールはすでに暮らしから離れていっており、微信(WeChat)がその代わりの役目を果たしている。

GSMA(GSMアソシエーション)大中華区戦略協力総経理の葛頎氏は、「この代替は、中国のインターネットの日進月歩の変化と、その力強さにより生じた。中国ほどインターネットの応用で急発展し、未来を見据えこれほど高いインターネットの実力をつけている国は他にない」と話した。

中国インターネット協会と中国工業・情報化部(省)情報センターは8月3日、「2017年中国IT企業トップ100」を発表した。トップ100社の2016年のインターネット事業収入は、前年比46.8%増の1兆700億元(1元は約16.9円)に達し、初めて1兆元の大台に乗った。情報消費の成長率を8.73%引き上げた。

トップ100社の売上・利益の大幅な拡大により、各社は研究開発への意欲を強め、その能力を手にしている。データによると、トップ100社の2016年の研究開発費は前年比29.7%増の計749億6000万元に達し、研究開発強度は平均11.76%となった。

また各社は人工知能(AI)、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、モノのインターネット(IoT)などの分野への投資を拡大し、先端技術の実用化を加速させている。その応用シーンはポータルサイト、垂直サイト、総合EC、垂直EC、産業サービス、ネットワークマーケティング、B2B、IDC、CDN3、オンラインゲーム、オンライン動画、個人ツール、オンライン旅行などのインターネット主要事業・分野に跨る。

5Gの全面的な実用化は、インターネット技術全体の更新を意味する。葛氏は、「中国は次のインターネット時代のバロメーターになる。まだ想像に留まっている多くの応用については、中国のみが実現する能力を持つ。革新の時代の幕が開かれようとしている」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年9月19日

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