今年も中秋節(旧暦8月15日、今年は10月4日)が近づいてきた。海外通販で海外の月餅を買って味わったり、海外の家族や友人に月餅を送りたいと考える人も多いが、それも無理ないことだろう。しかし中国検疫局は、国境を越えた月餅の購入や郵送に関して注意を呼びかけている。9月20日付けで斉魯網済南が報じた。
「中華人民共和国への持ち込み禁止、郵送禁止の動植物及び関連製品リスト」の規定によると、肉や卵を含む月餅は鳥インフルエンザ、口蹄疫及びその他検疫の必要な疫病のリスクがあるため、入国時の持ち込み禁止や郵送禁止が定められている。
月餅の入国時の持ち込みと郵送を制限しているのは中国だけではなく、ドイツやフランス、デンマーク、スペイン、ベルギー、スウェーデン、スイス、ロシア、チェコなどの34の国と地域でも一定の制限が設けられており、月餅の郵送を明確に禁止している。また、オーストラリア、イギリス、マレーシア、カナダ、パキスタン、ネパール、エジプトなどの国では卵の黄身と肉類の成分を含む月餅、ニュージーランドは卵の黄身と蜂蜜を含む月餅の持ち込みを禁じている。そして、エジプト、モンゴル、クウェート、カンボジア、パキスタン、ロシア、フィリピンなどの国と地域では月餅を郵送する際に関連証明が必要だと定めている。
中国検疫局は、トラブルや損失を避けるため、海外で月餅を購入したり、海外に月餅を郵送したりする前には、中国と送り先の国や地域の月餅に関する検疫条件を事前に調べるよう呼びかけている。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年9月22日
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