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<動画>90後の中国人女子選手が世界総合格闘技大会のチャンピオンに (2)

人民網日本語版 2017年10月16日10:13

「その小さな体のどこから、そんなパワーが出てくるのか」と多くの人から聞かれるそうだが、そういう時は、「私のことを見て、より多くの人に外見はか弱そうでも、実際そうとは限らないことを知ってほしい。女性を甘く見ないでほしい。女性だって男性のようにリングに立ち、戦うことができるのだ」と答えるのだという。

優勝の裏には想像を絶する努力

1993年、林選手は浙江省温州市楽清虹橋鎮前塘村に生まれた。林選手の家族にはスポーツ選手もいないため、誰もこのか弱そうな小さな少女が世界の格闘技界でトップとなる女性になるとは思いもしなかった。

林選手は、「小さい頃から、警察になるのが夢だった。武術を習えば警察になれるのかと常に考えていた」と振り返る。2008年、林選手は、楽清体育学校で実戦形式の競技「散打」を学び始め、その後、温州市の少年体育学校へ進学した。

林選手は、「MMAの試合は毎試合、その記憶が鮮明。なぜならほとんど毎回怪我をするから。過去に、男性選手と練習試合をしていた時に鼻を殴られたことがあり、その瞬間目の前が真っ暗になり、続いて星が飛び交った。朦朧とする意識の中、鼻血が止まらず、呼吸が困難だった感覚を覚えている。その時は手術する必要があるほど深刻なケガだった。鼻が折れて曲がることを心配したが、殴られて折れ曲がるくらいなら、きっとまた殴れば元どおりに戻すことも可能と自分を慰めた。そのほかにも、相手と組み合いになった際、腕が逆に折れ曲がったこともあった。その後、猛特訓した結果、私を圧倒する相手はほとんどいなくなり、それからは怪我をすることが格段に少なくなった」と話す。

絶え間無いトレーニングで成長した林選手は、MMAの各大会で頭角を現し、今年は8勝1敗1引き分け(うち6試合はTKOによる勝利)という好成績で世界大会に挑んだ。(編集TK)

「人民網日本語版」2017年10月16日


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