中国輸出信用保険公司は12日に北京で、2017年版「国家リスク分析報告」を発表し、国際貿易と対外投資を手がける中国企業に最新の「リスクナビゲーション」を提供した。報告は政治リスク、経済リスク、ビジネス環境リスク、法律リスクの4つの角度から、中国と経済貿易のやりとりが密接な重点国49ヶ国および国際生産能力協力における重点国51ヶ国それぞれのリスクを掘り下げて分析している。人民日報海外版が伝えた。
同報告によると、現在の世界各国のリスクには主に3つの特徴がみられる。▽政治と安全保障の問題が複雑で変化に富み、地縁政治のリスクが引き続き高く、テロリズムの拡大傾向も明らかであること▽世界経済には復興の兆しがみられるが、これは多分に周期的な自律調整によるものであること▽主要先進国が主導する金融引き締め政策が、世界経済成長の不確定性を高めていること、の3点だ。16年下半期以来、世界の政治・経済運営には多くの積極的要因が現れたが、世界全体のリスクを大幅に低下させるには至っていないという。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年10月13日
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